自作着モーション(着うた)の作り方を忘れないうちにメモってみる。
まず、着うたにしたい曲のWAVファイルを準備する。今回は
CDexを使ってCDからリッピングした。
次に準備したWAVファイルから着うたにしたい部分を切り取る。WAVファイルの編集には
SoundEngineFreeを使った。それなりの音質の着うたを作ろうとする場合は、だいたい30秒以内位におさまる程度にしておいた方がいいみたい。使いたい場所を切り取る時に、うまく前後が繋がるように切り取るといい感じ。それが出来ない場合は、先頭にフェードイン、最後にフェードアウトをかけておくといいかも。
P900iVの場合、内蔵スピーカーの音質がいまいちで、高域が強調されすぎるので、3バンドイコライザーで高域を-3db位にしておく。高域を絞りすぎるとこもった音になるので注意が必要。さらにこのままだと音量が大きすぎて音が割れ気味になるはずなので、-10dbでオートマキシマイズをかけておく。この辺の設定はソースによって多少は変えなきゃいけないと思う…。
編集が終わったらWAVファイルを保存する。保存の設定はデフォルトのままでオッケー。
次に今保存したWAVファイルをQuickTimeProに読み込む。QuickTimeProの[ムービー]メニューから[ムービーのプロパティを表示]を選択して、表示されたウィンドウのドロップダウンメニューから[注釈]を選ぶ。[追加]をクリックして[フルネーム]に曲のタイトルを入れる。携帯に保存したときに、ここで入力した文字がタイトルになる。終わったらウィンドウを閉じる。
[ファイル]から[書き出し]を選択。保存するファイル名を入力して、[ムービーから3GPP]を選択。隣にある[オプション]をクリックする。[オーディオ]を選択して[オーディオトラック]を[ミュージック]に変更。その後ビットレートやサンプリングレートを選択するが、P900iVの場合は、iモーションの規格から外れた高ビットレートなファイルも再生できるので、基本的にはできるだけ大きな値を選べばよい。…がファイルサイズが300kbまでと決められているので、予想ファイルサイズを見ながら300kbに収まるように調整する。個人的には着うたの場合は64kbpsもあれば十分だと思う。サンプリングレートは44.1KHzにしておく。
で、[OK]をクリックしてファイルを保存する。
このままファイルをどこかにアップロードして携帯でダウンロードしても再生はできるはず。が、着うたとして登録ができないので、もうひとがんばりする。
バイナリエディタでさきほど保存した3GPファイルを開く。バイナリエディタはStirlingがおすすめ。うまく3GPファイルが作成できていると、アドレス00000090辺りにdcmd(16進では64 63 6D 64)という文字列があると思う。その2バイト分後ろの00を09か0Dか0Bか0Fに変更する。この辺の法則がいまいちよくわからないので結構苦労する。今回は自動で書き換えを行なってくれる3gp.exeというファイルを発見して、それを使って見るとうまくいった。感謝。
あとは、出来上がったファイルをどこかにアップして、携帯にダウンロードするだけ。
難しいのは音質の調整とバイナリの書き換え…かな?